
久米島でウミガメを見る方法とは?高確率で出会えるウミガメの種類とおすすめのツアーをご紹介!
目次
久米島でウミガメを見る方法とは?
久米島に行く目的には、観光地巡りやマリンスポーツ・海遊びを楽しみたいというものも多いかもしれません。
しかし、それだけでなく、希少なウミガメを鑑賞するというのも久米島において、ぜひ多くの方々にしていただきたい体験の一つです。
そんなウミガメと出会うには、高確率でウミガメに出会うことができるスポットへ行くツアーに参加したり、久米島ウミガメ館へ行ったりと方法がいくつかあります。
今回はウミガメの生態や特徴を解説するとともに、ウミガメに出会える確率の高いアクティビティや施設について詳しくご紹介いたします。
久米島への旅行を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。
久米島で見られるウミガメの種類
久米島で出会うことのできるウミガメの種類は3種類あります。
それは、アオウミガメ、アカウミガメ、タイマイで、その3種のすべてが絶滅危惧種に指定されているという、貴重な生きものなのです。
そのため、ウミガメ達とは、どこのビーチでも出会えるわけではなく、そう簡単に見ることはできません。
また、これらのウミガメ達は日本を含む世界中において保護運動も行われており、久米島でも同様に地元住民や保護団体によって大切に保護されています。
このように、久米島のウミガメは地元の人々にとっても貴重な存在であり、久米島を象徴する自然生物といっても過言ではありません。
アオウミガメ
まずは、久米島で多く見られるアオウミガメについてご紹介します。
アオウミガメはウミガメ種であり、体長は1.5メートルを超える大型ウミガメです。
なお、アオウミガメという名前の由来は、体の色が青緑色がかっているからという説や、体内の脂肪分が青く見えるから、といった説があります。
ウミガメの多くは肉食でありながら、アオウミガメは主食が海藻などの草食であることも特徴的です。
海藻類を多く食べるため、体内の脂肪分が青く見えるともいわれています。
そんなアオウミガメですが、昔から世界各地で肉や卵の乱獲が行われていることから、絶滅危惧種に指定されています。
なお、アオウミガメは基本的に暖かい海を好むため、久米島には産卵のために訪れることが多いです。
アカウミガメ
アカウミガメもまた大きな体、頭を持ち、赤っぽい見た目が特徴のウミガメ種の一種です。
アオウミガメと比較すると体は一回りほど小さいですが、肉食かつアゴの力が発達しているので、力強く見える一面もあるでしょう。
また、アオウミガメと同様に乱獲をされてきた歴史が長いことから、絶滅危惧種となっている貴重な種類です。
好物はエビやカニといった甲殻類で、発達したアゴで殻ごと噛み砕いて食べる姿もよく見られます。
なお、アカウミガメも産卵のために久米島に訪れますが、その多くは夕方から深夜にかけての静かな時間帯が多いです。
タイマイ
タイマイもウミガメ種で、アオウミガメやアカウミガメと比較すると、非常に小さな体をしています。
別名、ベッコウガメとも呼ばれており、それは、タイマイが持つ美しい甲羅が、かつてべっこう細工に使われてきたということに由来します。
タイマイは子ガメの頃には甲羅はハートのような形をしており、成長するにつれて徐々に丸くなっていくのが特徴です。
また、甲羅にギザギザとしたフチがあるのと、尖ったくちばしも特徴的なので、アオウミガメやアカウミガメとの見分けがつけやすいでしょう。
タイマイもアオウミガメ達と同じように、多くが乱獲されてきたことから、現在絶滅危惧種に指定されています。
なお、通常は亜熱帯や熱帯地域の海の中はもちろん、砂浜の海岸やサンゴ礁にも生息しており、好物は海綿類、クラゲ、ホヤ、エビ、カニ、藻類などと幅広いです。
そして、このタイマイもまた、産卵のために久米島の砂浜にやってきているとのことです。
ウミガメと出会える可能性が高いおすすめのアクティビティ体験
久米島でウミガメに出会いたいという方は、アクティビティ体験に参加することが非常におすすめです。
現地で数多く開催されているアクティビティツアーに参加すれば、現地のことやウミガメのことを知り尽くした経験豊富なガイドや、インストラクターが同行してくれるため、個人で探すよりもウミガメに会える確率がグッと高まることでしょう。
ここからは、ウミガメに出会える可能性が高い、おすすめのアクティビティ体験について、ご紹介いたしますのでぜひチェックしてみてください。
シュノーケリング
シュノーケリングは、シュノーケル機材とフィン(足ひれ)を装着して、海の中の様子を覗きながら泳ぐというマリンアクティビティです。
そんなシュノーケリングをしながら、ウミガメと出会える確率の高いスポットに行けるアクティビティもあります。
もしも、ウミガメ出没スポットでウミガメに出会えたら、至近距離で目にするウミガメの大きさと迫力に驚くこと間違いありません。
また、それだけでなくウミガメの愛らしさや優雅に泳ぐ姿にも、感動することでしょう。
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ダイビング
海の深いところを自由に泳ぐことのできるダイビングでは、シュノーケリングよりもさらにウミガメと遭遇できる確率も高くなるでしょう。
また、ウミガメと出会えることができれば、海の中でウミガメと一緒に泳ぐことだってできてしまいます!
貴重なウミガメに出会えるだけでなく、一緒に泳ぐことまでできれば、一生忘れられない素敵な旅の思い出にもなるに違いありません。
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グラスボート
グラスボートとは、船の底に強化ガラスが貼られているタイプの観光船で、乗船しながらその船底を覗き込むだけで、海中の様子を観察することができるという、画期的なマリンアクティビティです。
海を泳ぐ必要がないため、お年寄りの方やお子様にも気軽に体験できるとして大人気です。
また、グラスボートは船の水族館ともいわれるほどで、乗っているだけで常に海中の美しい魚や、生き物達を見ることができます。
タイミングが良ければウミガメが泳ぐ姿を、じっくりと見ることもできるかもしれません。
久米島ウミガメ館でウミガメについて学ぼう
泳ぎが苦手な方や天候が悪く海に行けない場合、ウミガメを見たり、ウミガメについて学んだりすることができる体験型屋内施設もあります。
久米島ウミガメ館では、生きたウミガメはもちろん、ウミガメに関する展示や標本、映像などで学べるコーナーが盛りだくさんで、施設にいながらウミガメのことを見て学べるという場です。
そんな久米島ウミガメ館の魅力についても、詳しくご紹介します。
施設の見どころ
アクティビティ体験で、ウミガメと出会えるかどうかドキドキワクワクするのも楽しいですが、「絶対にウミガメと会って帰りたい!」という方には、久米島ウミガメ館がおすすめです。
こちらの施設には、ウミガメに関する展示だけでなく実際に生きたウミガメが泳いでいる大水槽があります。
この水槽にはアオウミガメ、アカウミガメ、タイマイが泳いでいるため、全ての種類のウミガメに一度で出会うこともできます。
海ではなくても、ウミガメのいる大きな水槽を見ていると、まるで海の中でウミガメと出会ったかのような気持ちになれるでしょう。
また、久米島ウミガメ館では夏休みやゴールデンウィークの期間中、ウミガメに餌をあげることのできるウミガメふれあい体験の特別開催もあります。
ぜひ、ウミガメ館の人懐こいウミガメ達を間近で見て、癒されてみてください。
基本情報
以下では、久米島ウミガメ館の基本情報を記載していますので、行ってみたいという方はぜひチェックしておきましょう。
営業時間: 9時~17時(最終入館時間16時30分)
休業日: 毎週火曜日
※ただし、祝日や夏休み、ゴールデンウィークなどの火曜日は開館します。
入園料: 通常大人300円、小中学生200円
(特別開催のウミガメのふれあい体験は、入園料込みで大人2500円、小中学生1500円。)
駐車場の有無: 有
住所: 久米島町字奥武170
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まとめ
今回は久米島でウミガメと出会う方法や、おすすめのアクティビティ、施設についてご紹介してまいりましたが、いかがでしたでしょうか。
久米島ではアクティビティ体験に参加することで、マリンアクティビティを楽しみながら、高確率でウミガメに出会うことができます。
また、運や確率は関係なく、必ずウミガメと出会うことができるウミガメ館もありますので、悪天候やスケジュールの関係でアクティビティに参加できない場合にもぜひ行ってみてください。
ウミガメは、久米島で見られる貴重な生物ですが、現在もその数は減り続けています。
そんなウミガメの生活環境を守り続けている久米島は、観光客だけでなくウミガメにとっても休息できる地であるに違いありません。
ウミガメが好きな方や、久米島の生物に興味をお持ちの方はぜひ、野生のウミガメと会うプランも日程に加えてみてはいかがでしょうか。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。