久米島でレンタサイクルしよう!レンタル可能なショップ・ホテルを簡単比較!自転車で行けるスポットも紹介
目次
久米島をレンタサイクルで周ろう!
日本国内における観光旅行の行き先として、屈指の人気を誇っているのが国内最南端に位置する沖縄県です。
本土はもちろん九州からも遠く離れた離島だけで形成される沖縄県には、その立地ならではのユニークな文化が根付いており、南国情緒を味わいに足を運ぶ人が絶えません。
そんな沖縄への観光旅行といえば、県庁所在地である那覇市がある沖縄本島ばかりがイメージされがちです。
しかし、数々の離島群によって形成されている沖縄県の人気観光地は、沖縄本島ばかりではありません。
宮古島や石垣島は面積も広く、数多くの観光名所やリゾート環境が整っていることで名が知られている人気の島です。
また、東洋のガラパゴスと呼ばれ、豊かな自然を擁する西表島については、世界自然遺産としての認定を受けていることでご存知の方も多いのではないでしょうか。
そんな沖縄本島、西表島、石垣島、宮古島に次いで5番目の面積を誇っているのが、今回ご紹介させていただく久米島です。
少し知名度では劣るものの、実は豊富な魅力を秘めている久米島への観光旅行について、レンタサイクルの利用を含めたさまざまな情報をご紹介いたします。
久米島って一周どれくらい?
未知の島を観光する上でまず気になる点といえば、その島のスケール感ではないでしょうか。
久米島は県内5位の63.5平方㎞の面積を誇っていますが、面積だけを言われてもあまりピンと来ないのではないかと思います。
久米島の周囲の長さは約48kmとなっており、これは車で移動すればおよそ1時間弱の距離です。
距離を聞くと自転車での観光は難しいように感じるかもしれませんが、実は久米島は自転車での観光に非常に適した環境となっています。
久米島は、島の南側の地形が比較的平坦になっていることが特徴です。
そのため、アップダウンが少なく、南側を走る時には負担がかなり少なくなり、疲労を感じずにサイクリングを楽しむことができるのです。
島内を自転車でぐるりと1周する久米島シュガーライドというサイクリングイベントも開催されており、島のサイクリング環境はお墨付きとなっています。
久米島内のレンタサイクルショップ4店
久米島でのサイクリング観光を効率的に楽しむためには、あらかじめレンタサイクルショップの位置を把握しておくことが大切です。
便利で利用しやすいショップが複数あるため、移動方向や観光プランの都合に合わせて利用する店を決めると良いでしょう。
以下に島内のレンタサイクルショップ4店をご紹介しますので、順にチェックしていきましょう。
ラッキーゲイト
ラッキーゲイトは、バイクと自転車のレンタルをそれぞれ行っているショップです。
レンタサイクルの料金は3時間で1000円、6時間で1500円、12時間で2000円となっています。
イーフビーチの近くに位置しているため、ビーチ観光と併せてレンタサイクルを利用したい場合には大変おすすめです。
住所は〒901-3108 沖縄県島尻郡久米島町比嘉160-53、営業時間は10時〜22時となっています。
ヨンナーサイクル
ヨンナーサイクルは、電動アシスト付きの自転車を専門としたレンタルを行っているショップです。
レンタル料金は1時間800円から、4時間で1600円、9時間で3200円が目安となっています。
こちらのお店のおすすめポイントは、1時間レンタルであれば当日予約が可能だという点にあり、近場をサクッと観光したい際の選択肢となってくれるでしょう。
住所は〒901-3107 沖縄県島尻郡久米島町比嘉160-55、営業時間は9時〜17時となっています。
アイランドエキスパート
アイランドエキスパートはレンタサイクルを行っているだけでなく、マリンショップとしても人気を博しているお店です。
レンタル料金は2時間で1000円、4時間で1500円が目安となっています。
ダイビングやシュノーケリングをはじめ、さまざまなマリンレジャーをこちらのお店で楽しむことができるため、レンタサイクルとセットで楽しんでみても良いかもしれません。
住所は〒901-3112 沖縄県島尻郡久米島町真我里411、営業時間は9時〜17時となっています。
ホームプラザよしなが
最後にご紹介させていただくホームプラザよしながは、久米島の島民の方々も多く足を運ぶホームセンターです。
レンタル時間は1日が単位となっており、2200円で利用できるため、長時間のレンタル時におすすめとなっています。
電動アシスト付き自転車だけでなく、ロードバイクやクロスバイクをレンタルすることもできるため、本格的な自転車旅を楽しみたい方には大変おすすめのショップです。
住所は〒901-3108 沖縄県島尻郡久米島町比嘉188-7、営業時間は8時から18時半となっています。
レンタサイクル可能な久米島ホテル・宿5選
レンタサイクルは小回りが効いて便利な乗り物ですが、長い距離を移動しようとすると体力を消耗してしまうことは避けられません。
電動自転車ならある程度負担を軽減することもできますが、久米島は時期によっては常夏の気温になるため、暑さによる体力の消耗も考慮する必要があります。
そこでレンタサイクルを利用した観光を楽しむためにおすすめしたいのが、レンタサイクルを利用できるホテルや宿の利用です。
拠点となる宿から自転車で出発し、戻ってきた宿へそのまま返却することができれば、移動の負担を大きく減らしていくことができるでしょう。
レンタサイクルを利用できるホテルや宿を5ヶ所ピックアップしましたので、順にチェックしていきましょう。
ドミトリー球美
レンタサイクルを利用できる宿としてまずご紹介させていただきたいのが、ドミトリー珠美です。
宿泊者へのサービスであるレンタサイクルは、1時間100円からという安価な価格で利用することができます。
こちらの宿は男女別、共同の大部屋で宿泊するドミトリー式の宿となっており、イーフビーチのそばという絶好の立地で気軽に宿を取れる点が大きな魅力だと言えるでしょう。
住所は〒901-3108 沖縄県島尻郡久米島町比嘉160-49となっています。
民宿ふくぎ壮
民宿ふくぎ荘も、ドミトリー球美と同じくイーフビーチ近隣に位置している宿です。
ふくぎ荘も宿泊者へのサービスとしてレンタサイクルを行っており、1時間につき200円からの価格でのレンタルが可能です。
こちらはシティサイクルとギア付き自転車が用意されており、移動距離の予定に合わせた自転車を借りられる点が嬉しいポイントとなっています。
住所は〒901-3107 沖縄県島尻郡久米島町謝名堂548-10で、ドミトリー球美のすぐ近くにあるため、民宿とドミトリーをお好みに応じて使い分けると良いでしょう。
久米アイランドホテル
久米島で南国らしいリゾート観光を楽しみたいと思われている方におすすめさせていただきたい宿が、久米アイランドホテルです。
レンタサイクルの料金は上の2つの宿と比べると若干高めで、4時間につきクロスバイクだと2500円、ロードバイクだと3500円となっています。
設備が整った美しいリゾートホテルとなっており、借りられる自転車の性能も良好なのが嬉しいところです。
住所は〒901-3112 沖縄県島尻郡久米島町真我里411で、こちらもイーフビーチのすぐ近くに位置しているのが特徴です。
サイプレスリゾート久米島
続いてはイーフビーチから離れて、空港の付近にあるホテルであるサイプレスリゾート久米島をご紹介させていただきます。
こちらはレンタサイクル料金が細かく分かれており、1時間につきシティサイクルで770円、クロスバイクで990円、電動アシスト付き自転車で1320円となっています。
そして1日レンタルだと左から順に、3300円、4400円、5060円となっており、お得にレンタルすることが可能です。
真っ白な砂浜をイメージされる西洋式のロケーションで人気のホテルで、お値段に比例したクオリティの宿泊を楽しめるのも嬉しいポイントです。
住所は〒901-3132 沖縄県島尻郡久米島町大原803-1 となっており、宿が集中しているイーフビーチ付近ではないことに注意しておきましょう。
イーフビーチホテル
最後は再びイーフビーチ近辺に戻った場所に位置している、イーフビーチホテルをご紹介させていただきます。
こちらは4時間につき2000円、1日3000円の料金で、クロスバイクをレンタルすることが可能です。
ここはビーチの名前を冠している通り、ビーチに直結した立地になっているのが特徴で、ホテル自体の美しさもさることながら、直接ビーチに出ることができるのが大きな魅力です。
住所は〒901-3107 沖縄県島尻郡久米島町謝名堂548となっており、イーフビーチに隣接しているため迷わずに済むでしょう。
レンタサイクルで周りたい!久米島おすすめスポット5選
レンタサイクルを使った観光旅行についてさまざまな情報をご紹介してきましたが、ここで気になってくるのが実際に回るべき観光スポットの数々ではないでしょうか。
久米島は人気の高い観光島の1つであり、何度も繰り返し訪れるリピーターの方も続出するほど魅力にあふれた島となっています。
選びきれないほどの観光スポットが点在している島ですが、この記事ではその中から5つのおすすめスポットを抜粋させていただきました。
いずれも素晴らしいスポットばかりですので、参考にしていただければ幸いです!
てぃーだ橋・つむぎ橋
まず久米島に来たら押さえておきたいスポットとして挙げられるのが、久米島北部の谷にかけられているてぃーだ橋とつむぎ橋です。
高台から浜にかけて、弧を描きながら下り降りていくような橋となっており、2つの橋を通り抜けるまでに絶好のロケーションを楽しむことができるでしょう。
ぐるりと回る形状になっていることから橋の途中で美しい浜辺と青々と茂った自然を交互に目にすることができ、最高のサイクリングコースとなっています。
なお、下りコースで通り抜けるには最高のスポットなのですが、自転車で上っていこうとすると途端に重労働の道のりへ一変してしまいます。
時計回りで島を回っていくことで下りのコースを楽しむことができますので、ぜひ久米島のサイクリングを楽しむ際には時計回りを意識してみましょう。
真謝まじゃのチュラ福木
久米島の象徴の1つとも言える植物が、福を呼ぶ木と称されることもある福木(フクギ)です。
福を呼ぶと言われていることにはきちんとした由来があり、台風に晒されることが多い久米島を雨風から守ってくれる防風林としての役割を果たしてきました。
そんなフクギを眺めるのに特に適している場所として挙げられるのが、真謝(まじゃ)という集落にあるチュラフクギと呼ばれているスポットです。
真謝のチュラフクギは、道路の真ん中に40mもの距離にわたって樹齢約200年と推測される福木が並び立っていて、久米島ならではのロケーションを楽しませてくれます。
沖縄県の天然記念物としても指定を受けていて、そのユニークさと美しさは県全体のお墨付きとなっています。
真謝集落にも数多くの魅力的な史跡などが集まっているため、植物だけでなく島が歩んできた歴史を味わうことができるでしょう。
フクギ並木
久米島のフクギを眺めることができるのは、真謝集落だけではありません。
島内の東部に位置している宇根の三叉路というスポットでは、空を覆うほどに育ったフクギ並木と出会うことができます。
フクギが力強く伸びているおかげで三叉路の道は涼しげな日陰に覆われていて、真夏の久米島の観光中でも一時の涼感を味わうことができるでしょう。
あえて目指していかなくてもサイクリングで島内を巡っていれば自然と通ることになるスポットなのも嬉しいポイントです。
無意識に通り抜けるのではなく久米島特有の景観であると認識しておくことで、道中をより楽しいものにできることでしょう。
マキノコーヒー
サイクリングを中心に据えた観光を楽しむ際には、道中で一息つけるスポットの目処をつけておくことも大切です。
そこでぜひ足を運んでみていただきたいのが、島内1周道路沿いの球美中学校のすぐそばにある喫茶店、マキノコーヒーです。
さまざまな産地の豆を取り揃えていて、定番のどっしりとした深煎りからサードウェーブ系のすっきりした浅煎りまで、お好みに応じたコーヒーを楽しむことができます。
もちろんソフトドリンクも揃っていて、チーズケーキや黒糖のタルトといったスイーツも味わえるのが嬉しいところ。
丁寧な接客にも定評がある久米島屈指の人気店ですので、コーヒー好きな方もそうでない方も、ぜひ一度訪れてみてはいかがでしょうか。
おばけ坂
最後にご紹介させていただきたいのが、久米島の中でも随一の人気を誇っているミステリースポットであるおばけ坂です。
おばけと言われると幽霊が出てくる恐ろしげなスポットという印象を持たれるかもしれませんが、そうではありません。
久米島の西部に位置しているこのスポットは、傍目には何の変哲もない坂道です。
しかし、このおばけ坂にボールを置いてみると、なんと上り坂の方向めがけて、ボールが自然と重力に逆らうかのように転がっていくのです。
この不可思議な現象は発見された当初は理由が解明できず、正真正銘のミステリースポットとして大きな話題を呼びました。
もちろん今では理由が解明されており、周囲の木々の生え方が目に錯覚を起こし、本来は下り坂の道が上り坂のように見えてしまうため、この現象が起きるのだとわかっています。
理由こそ判明しているとはいえ、いざ訪れてみるとその不思議さはなかなかのもので、思わず色々な実験をしてみたくなること請け合いです。
離島観光にはレンタカーもおすすめ!
久米島のレンタカーは早めに予約しよう
久米島での移動にはレンタカーがおすすめ!
旅行中の移動はもちろん、早朝(サンライズ)やサンセット、星空を見にちょっと外に出るなど、自分たちのタイミングで移動できるのでおすすめです!
▼レンタカーについてもっと詳しく ▼
まとめ
今回は沖縄県への旅行の有力な選択肢の1つとして、久米島への旅行に関する情報をご紹介させていただきました。
離島への旅行における移動手段といえば、レンタカーやバス、タクシーなどが優先的に思い浮かべられがちですが、久米島においてはレンタサイクルが有効な移動手段となります。
その他の移動手段に比べれば価格も安価に抑えやすく、駐車場などを気にする必要がなく小回りが利きやすいという点が見逃せないポイントです。
久米島を訪れる際には、自転車での移動を旅行プランの中に組み入れてみてはいかがでしょうか。
レンタカーなどを利用した移動よりもよりじっくりと離島の旅情を味わえるため、ぜひ検討してみてください。