久米島で体験するダイビングの魅力を徹底解説!おすすめのツアーやダイビングスポットをご紹介
目次
沖縄屈指の海が広がる久米島でダイビングを楽しもう
沖縄の島々の中でも、特に美しい海が広がる久米島では、ダイビングを楽しむ方も多く、数々の良スポットが存在しています。
ライセンスを持っているダイバーはもちろん、アマチュアや初心者の方までレベルに合わせたスポットがあり、年間多くの人々が久米島を訪れています。
そんな沖縄屈指の美しさを誇る久米島の海での、ダイビングの魅力についてお伝えしてまいりますので、ぜひ最後までチェックしてみてください!
久米島で楽しめるダイビングの魅力
久米島では崖状(ドロップオフ)や砂、洞窟が多く、ダイビングをするのに好条件の地形に恵まれています。
各ポイントによっても特徴が異なり、ダイビングの初級者から上級者までレベルに合わせて、楽しむこともできるでしょう。
また、各ダイビングスポットまではボートで5分〜30分以内で行けるので、すぐに楽しみたい方や長時間船に乗るのが苦手な方にも最適です。
さらに、久米島の海の水温は年間を通して温かく、装備を変えれば一年中ダイビングができるので、時期を選ばないというのも最大の魅力の一つといえるでしょう。
沖縄屈指の美しいサンゴ礁
久米島の海には260種を超えるサンゴが生息するといわれており、これらのサンゴ群によってつくり出されている生態系の種類の多さやスケールには、世界中から注目が集まっています。
また、2010年にはナンハナリ(久米島沿岸)において、サンゴの大群集が発見されており、ますますダイバー達の注目の的となっているのです。
たくさんの海の生き物に出会える
サンゴ群がベースとなりつくり出されている豊かな生態系によって、久米島の海にはおおよそ2000種にも及ぶ海の生物も生息しています。
海洋生物の多さは沖縄の離島の中でも群を抜くといわれており、ダイビング中には自然生物の多さに驚く方も多いほどです。
クマノミなどの熱帯魚をはじめ、ハゼやカワハギ、トビエイなどの魚類や、その他貝類も豊富に存在していて、海中はまさにたくさんの海の生き物達の宝庫といえるでしょう。
熱帯魚
熱帯魚は主に熱帯・亜熱帯域に生息する魚で、久米島の海の中で見ることのできる熱帯魚にはさまざまな種類がいます。
人気のクマノミだけでなく、チョウチョウウオ、テラピア、アカヒレなどと、ここではご紹介しきれないほどたくさんの種類が生息しており、どの魚もビビットな色やハッキリとした模様を持つ美しい見た目が特徴です。
ダイビング中には、本土の海ではほとんど見ることのできないような貴重な熱帯魚を目にすることができるでしょう。
マンタ
久米島の海の中ではマンタと出会うことができる、マンタのクリーニングステーションが存在しています。
マンタは体を小魚に掃除してもらう習性があり、ほぼ一年を通して、体をクリーニングしてもらいにステーションへ訪れるマンタを見ることができるでしょう。
しかも、久米島のマンタステーションで見られるマンタの中には、日本でも珍しいといわれるブラックマンタがいます。
ブラックマンタは、胸のあたりの模様がミッキーマウスのような色形をしており、見た目も面白くて楽しめること間違いありません。
ウミガメ
久米島でのダイビングでは、のんびりゆったりとウミガメとともに海の中を泳ぐといった、夢のような体験ができるチャンスもあります。
特に温暖なシーズンになると、久米島の海には産卵に訪れるウミガメが多く見られ、中でもアオウミガメやアカウミガメとの遭遇率が高いです。
ダイビングの際にウミガメと出会えたら、その可愛らしい姿に癒されてみてください。
ジンベエザメ
多くのダイバーが憧れるという大物生物、ジンベエザメに出会うチャンスもあります。
ジンベエザメといえば世界最大のサメであり、日本の中でも水族館や沖縄でしか出会えないといわれるほど珍しい生き物です。
久米島の海でもそうそう見ることができるわけではないので、もしもダイビング中にたまたま会えたのならあなたはとても幸運です!
そんな珍しくて大迫力なジンベエザメを探しながらダイビングをしてみるのも、ワクワクして楽しいかもしれません。
初心者でも楽しめる
ダイビングというと、ライセンスがなければできないと思っている方もいらっしゃるかもしれませんが、久米島のダイビングツアーでは初心者が参加できるツアーがたくさんあります。
海の世界をより近くで見て肌で感じられるダイビングは、久米島に来たら一度は体験してみたいものの一つでしょう。
現地で開催されている多くのダイビングのツアーでは、インストラクターが事前に講習してくれたり、初心者でも泳ぎやすいスポットへ案内してくれたりします。
時間も3時間前後と意外と手軽に参加できるので、興味のある方はぜひチャレンジしてみてください!
現地ガイドが教える久米島で人気のダイビングスポット5選
お伝えしている通り、久米島にはダイビングスポットが多数ありますが、未経験者から上級ダイバーまで、どなたでも楽しめるポイントも盛りだくさんです。
今回はその中でも、特におすすめのダイビングスポットを5選ピックアップしましたので、久米島でダイビングをお考えの方は、ぜひ参考にしてみてください。
マンタステーション
ダイビングスポットの中には、体のクリーニングをしているマンタに会えるマンタステーションもあります。
クリーナーと呼ばれている小魚達に掃除をしてもらっている間、マンタはその場をほとんど動かないので、じっくりと観察できるかもしれません。
珍しいブラックマンタに会える可能性も高いので、ぜひダイビングで訪れてみてください。
難易度について
マンタステーション付近は根が浅いため、初心者や中級者でも安心して潜ることができます。
水深 7m〜15m難易度 初級者〜向け
港からの距離 約10分
トンバラ岩
久米島南東へ2kmの所にそびえ立っている、トンバラ岩という大きな岩のまわりもダイビングスポットとなっています。
夏はアジやマグロなどの回遊魚が、冬はハンマーヘッドシャークの群れに遭遇することもあります。
また、運がよければジンベエザメに出会える確率も高いという良ポイントです。
難易度について
潮通しが良好なので、潮の流れに乗って潜れる場合もありますが、流れが変わりやすいので基本的には中級〜上級レベルのダイバーにおすすめです。
水深 30m〜40m難易度 中級者〜上級者向け
港からの距離 約20分
シャドーケープ
このポイントは水深が浅く亀裂が多いという地形で、陽がよく差し込むので光のコントラストが美しい絶景ポイントでもあります。
そのため、ケーブダイビングを好む地形派ダイバーにもおすすめです。
また、ここでしかなかなか見られないような珍しい魚もたくさんいるので、新種を発見できることもあるかもしれません。
難易度について
水深が浅めのため初心者やブランクがある方でも、比較的チャレンジしやすいスポットです。
水深 10m〜15m難易度 初級者〜向け
港からの距離 約20分
ウーマガイ
久米島で最も多くの種類の魚が見られるというウーマガイは、深いドロップオフが特徴的なスポットです。
ここではハナゴイ、カスミチョウチョウウオ、キンギョハナダイなどの色とりどりの美しい魚達を群れで見ることができます。
また、もう少し水深を落とした所では、フチドリハナダイやスミレナガハナダイなど蛍光色のように鮮やかな魚も見ることができるでしょう。
難易度について
水の透明度が高いことから、最大水深まで行ってもさほど深さを感じません。
また、流れが少ないので初級者でもチャレンジしやすいでしょう。
水深 10m〜35m難易度 初級者〜向け
港からの距離 約10分
イマズニ
亜熱帯海域にのみ生息する大型のアジ、ギンガメアジが通年いついているイマズニでは、ギンガメアジはもちろん、他にもオオメカマスやホソカマスの群れを見ることができます。
特に夏季シーズンは大きな群れが見られるので、複数種の魚達の群れのコラボレーションを楽しめるでしょう。
また、地形も面白く、隠れ根(水面下に沈んでいる根)、クレバス、ドロップなどとさまざまな種類の形状に富んでいます。
難易度について
潮の通りが良く流れもあまり激しくないので、初心者でもチャレンジできます。
水深 17m〜28m難易度 初級者〜向け
港からの距離 約5分
ダイビングを楽しむ際の注意点
では、実際にダイビングを楽しむ際に注意するべき点についてご説明いたします。
まず、ダイビング中は海の中で呼吸を止めないようにしましょう。
万一レギュレーターが外れたり怖くなったりしてしまい、呼吸をせずに急に浮上すると肺が膨張して、体が危険な状態になります。
そうした場合には決して慌てずに、ガイドさんの指示に従ってください。
また、ポイントの区域内であっても、勝手に行動したり遠くへ行ったりしないようにしましょう。
ダイビングの種類について
ここからは、久米島で楽しめるダイビングの種類についてご紹介いたします。
久米島現地ではダイビングのツアーが多く開催されており、自分のレベルに合わせて選ぶこともできます。
ぜひチェックして、より良いダイビング体験に活かしてみてください。
体験ダイビング
ダイビングの経験がない方やライセンスがない方でも気軽に参加できるのが、体験ダイビングです。
体験ダイビングでは、潜る前に浅場での練習を行ってから、水深の浅いポイントでダイビングを実践します。
また、この際の潜水時間は30分程度というものが多いので、「いきなり長時間潜るのは不安…」という方でも安心です。
なお、多くのツアーではベテランインストラクターが同行します。
安心できる環境で気軽に海の世界を楽しむことができるので、誰でも竜宮城のような幻想的な海の世界を見て楽しむことができるでしょう。
ファンダイビング
「ダイビングの経験はあるけどブランクがあって不安」「機材の使い方もあまり覚えていない」という方におすすめなのがファンダイビングです。
ファンダイビングのツアーでは、久米島の海を知り尽くしたダイバーが同行し、事前に機材の使い方やダイビングの楽しみ方を丁寧に指導してくれます。
ダイビング中は海中に生息するたくさんの種類の生物を見て楽しみ、時には大型の海洋生物が現れるスポットへも向かいます。
ファンダイビングは、とにかくダイビングを楽しみたいというすべての方におすすめできる体験です。
サンセットダイブ
サンセットダイブというダイビングの楽しみ方があるのをご存知でしょうか。
ダイビングといえば青い海で楽しむイメージがあるかもしれませんが、夕日が沈みゆくオレンジ色の空を背景に海へ潜るのも至福の体験です。
日が暮れる16時頃から20時頃まで潜れるので、日中には目にすることのできないような生物の産卵行動など、珍しい光景を楽しめるでしょう。
ナイトダイブ
ナイトダイブでは、眠っている魚や夜行性のウミウシ、イカなどの甲殻類を見ることができます。
日中の活発的な生物達で賑わう海中とはまた違った、夜の海中世界が広がっています。
暗いので水中では必ずライトを持ちながらダイビングしますが、その光に吸い寄せられるかのようにさまざまな生物が集まってくるのも見ものです。
普段は決して見ることのできない夜の生き物達の動きを覗くことができるのは、ナイトダイブの醍醐味といえるでしょう。
夢中でライトを向けながら生物観察をしていると、思わず時間を忘れてしまうかもしれません。
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まとめ
今回は、久米島の美しい海と珍しい生態系の宝庫ともいえる、魅力たっぷりのダイビングスポットや、誰でも楽しめるダイビングツアーをご紹介してまいりましたがいかがでしたか?
多くのスポット・ツアーでは初級ダイバーでも潜れるので、経験者でブランクがあるという方でも、ダイビングを再開するきっかけとして利用することができます。
気軽にダイビングにチャレンジして、どこまでも魅力の尽きない久米島の海の世界を体験してみませんか?
他では見られない生物や美しい海中世界を体感して、一生忘れることのできないようなとっておきのダイビングの思い出をつくりましょう!