
雨の日でも楽しめる!久米島奥武島キャンプ場・シンリ浜海浜公園をご紹介
目次
久米島のキャンプ事情を徹底解説
琉球列島で最も美しい島とされている久米島は、エメラルドグリーンに輝く海や豊かな自然によって多くの観光客に愛されるスポットです。
そんな久米島には奥武島キャンプ場とシンリ浜海浜公園の2つのキャンプ場があり、それぞれが異なったタイプであるため、違った楽しみ方ができるのです。
久米島を訪れた際には、美しい自然に囲まれながらそれぞれのキャンプ場を満喫する方も多くいらっしゃいます。
また、それぞれのキャンプ場周辺には観光スポットがあるため、観光スポット巡りをした日の夕方にキャンプを楽しめるといった魅力もあると言えるでしょう。
今回は、今後久米島を訪れる方のために、海で楽しむマリンアクティビティや観光スポット巡りだけではなく、2つのキャンプ場の魅力もお伝えします。
自然豊かな環境でキャンプを楽しみ、久米島を満喫してみてはいかがでしょうか。
久米島のキャンプ場は2つ
離島のキャンプ場は1島につき1ヶ所あるのが基本です。
しかし、人気の観光地である久米島では2つあり、それぞれに異なった魅力があります。
奥武島キャンプ場であれば快適なキャンプ気分が、シンリ浜海浜公園であれば大自然の中気ままに過ごせる野宿気分を味わえるといった違いがあります。
各キャンプ場の特徴や魅力を知り、まずは自身の好みにマッチした方を利用してみましょう。
ここでは、2つのキャンプ場をそれぞれご紹介いたします。
奥武島キャンプ場
久米島の東部から新奥武橋を渡ってアクセスできる奥武島にある奥武島キャンプ場は、沖縄全体のキャンプ場の中でも施設やサービスが充実しているキャンプ場として知られています。
奥武島キャンプ場は車道から隔てられたタコノキの森に囲まれている静かな場所に位置しています。
20区画あるキャンプサイトは隣との区画が離れているため、周りに邪魔されない静かなひと時を過ごせるプライベート空間となっているのです。
周辺には民家や街灯がないため、満天の星を堪能できるでしょう。
夜風に吹かれながら静かで落ち着いたひと時は、一生の思い出になるほど最高の体験になるはずです。
また、奥武島キャンプ場は晴れの日だけではなく、天気が崩れた雨の日でも楽しめます。
敷地内にある管理棟には食事がとれるスペースがあるため、雨が降っていても屋根のある場所で食事ができるのも嬉しいポイントです。
設備が充実しているため、それらを活用すればキャンプが初めての方であっても存分に楽しめるでしょう。
そのため、家族や友人たちと久米島を訪れた際には、ぜひとも訪れていただきたいキャンプ場です。
設備・基本情報(営業時間・住所・駐車場情報・利用料金)
奥武島キャンプ場にはイベントやセミナーなどにも使える大広間を兼ね備えた管理室や水道・かまどがある炊事棟、キャンプファイヤーや焚火に活用できるファイアーサークルなどの設備が備えられています。
また、施設内にはトイレや有料のシャワー室、無料の水シャワーなどといったものまでそろっています。
そのため、奥武島キャンプ場は快適に利用できるでしょう。
また、テントや食器、包丁などの調理器具、バーベキュー機材セットなどのレンタルサービスを行っており、当日貸出も可能です。
さらには敷地内に無人売店もあるため、手ぶらでもキャンプやバーベキューが楽しめるなど、観光客にとっては嬉しいサービスが充実しています。
これに加えてサトウキビで作る炭焼きバームクーヘン体験や久米島特産品食材や赤鶏を用意したキャンプ体験などのアウトドア体験も開催されているため、家族連れや友人同士で訪れたらおいしく楽しい思い出を作れるはずです。
そんな奥武島キャンプ場の基本情報は下記の通りとなります。
営業時間:管理棟営業時間9時30分から16時30分、チェックイン10時から16時30分、チェックアウト翌10時まで、デイキャンプ10時から21時まで
住所:沖縄県島尻郡久米島町奥武170-1
駐車場情報:有
利用料金:1区画1泊につき2,000円、デイキャンプ利用500円(5名利用につき1名無料)、温水シャワー1回(10分)あたり200円、キャンプ場貸し切り利用1日あたり50,000円、多目的広場貸し切り利用1日あたり10,000円
周辺の観光スポット
奥武島キャンプ場周辺には有名な観光スポットがさまざまありますが、ここではそのうち畳石と久米島ウミガメ館の2つをご紹介いたします。
畳石とは、奥武島の南西部の海岸にある大きな亀の甲羅のような形をした奇妙な岩が敷き詰められた場所です。
これは1,200万年に噴火した溶岩が固まる時にできる柱状節理というものが、波などによって長い年月かけて平らになってできたものとされています。
沖縄県指定天然記念物である畳石は、ロケ地としてもよく利用される場所です。
他の観光地では見られない珍しい形であるため、奥武島キャンプ場を訪れた際にはぜひその姿を見てみることをおすすめします。
久米島ウミガメ館は、世界的に絶滅の危機に瀕しているウミガメたちと出会える施設です。
館内には、アオウミガメやアカウミガメなどさまざまなウミガメたちが泳いでいる水槽があります。
ウミガメ類がなぜ絶滅の危機に瀕しているのか、現状や生態などをパネルや映像で説明してくれるため、ウミガメについて理解を深められるでしょう。
久米島ウミガメ館にはウミガメに興味がある方や、お子様連れにはぜひとも訪れていただきたいおすすめの場所です。
奥武島キャンプ場周辺には他にもさまざまな観光スポットがあるため、キャンプ前に色々探索してみましょう。
シンリ浜海浜公園
久米島西端に位置するシンリ浜海浜公園は、ビーチに隣接した立地にあるキャンプ場です。
このキャンプ場は無料で利用できるものの、事前に施設利用申請の提出をしなければいけません。
久米島町のホームページから申請書類をダウンロードし、役場かキャンプ場の受付を兼ねている施設であるパーラーに提出する必要があります。
シンリ浜海浜公園からはシンリ浜や久米島空港を見られるため、美しい海の景色や飛行機の離着陸が見られるのも、ここならではのポイントです。
また、テントサイトが広大であり、自由な場所にテントを張れるため、自身のお気に入りの場所を見つけるといった楽しみ方ができるでしょう。
ビーチが近いシンリ浜海浜公園では虫が多いため、対策をしておかなければいけません。
また、風を遮るものがないため、その対策も欠かせないでしょう。
このように、シンリ浜海浜公園は無料で利用できるものの、初心者がキャンプするにはさまざまな準備が必要な場所であるため、キャンプに慣れている人の方が適しているキャンプ場と言えます。
設備・基本情報(営業時間・住所・駐車場情報・利用料金)
シンリ浜海浜公園には売店や飲食店、自動販売機などが備えられています。
また、無料で利用できる水シャワーや水洗トイレも完備されているため、シンリ浜で泳いでいても身体を洗い流すことはできるでしょう。
ただし、設備はこれだけなのでシンリ浜海浜公園でキャンプを行う場合には、必要な備品を全て自身でそろえておかなければいけません。
奥武島キャンプ場に比べて設備が充実しているわけではないため、キャンプ経験が豊富な人にこそおすすめの場所です。
そんなシンリ浜海浜公園の基本情報は下記の通りとなります。
営業時間:365日利用可能
住所:沖縄県島尻郡久米島町大原113
駐車場情報:有
利用料金:無料
周辺の観光スポット
シンリ浜海浜公園に隣接した観光スポットとして、シンリ浜があります。
シンリ浜はエメラルドグリーンと白い砂浜が特徴的な美しいビーチです。
また、夕日の絶景ポイントとして知られており、オレンジ色に染まっていく景色はここでしか見られない幻想的な景色です。
天候や雲の状態で見える景色が日々異なるため、何度訪れても決して飽きることはありません。
島内で最も美しいとされるサンセットスポットであるシンリ浜は、写真撮影することで一生の思い出に残る写真が撮影できるでしょう。
シンリ浜海浜公園周辺にはさまざまな観光スポットがありますが、ヤジャーガマは特におすすめです。
田園風景に突如として現れる穴場的なスポットであるヤジャーガマは、総長800mの大型鍾乳洞です。
鍾乳洞の中はひんやりとしており、真っ暗であるため冒険気分で探索ができます。
ガイト同伴のツアーも開催されているため、安全に楽しく遊びたい方にはおすすめです。
他にもさまざまな観光スポットが周囲にあるため、シンリ浜海浜公園を訪れる際には周辺の観光スポットも併せて訪れてみましょう。
▼シンリ浜についてもっと詳しく▼

奥武島キャンプ場とシンリ浜海浜公園の違い
奥武島キャンプ場とシンリ浜海浜公園はどちらも久米島内にあるキャンプ場ですが、キャンプをしようと思った時にどちらを利用すればいいのか分からないという方も多いと思います。
両者にはそれぞれ特徴の違いがあるため、自身の状況や考えにマッチした方を利用しましょう。
奥武島キャンプ場は、敷地内でのバーベキューができるといったことや、器材のレンタルサービス・設備が非常に充実しているといった特徴があります。
このような特徴により、キャンプをメインに考えていない観光客や料理をメインにしたキャンプがしたい方には最適です。
また、森に囲まれているキャンプ場であるため、風が強い日に訪れた方にも適しているでしょう。
一方で、シンリ浜海浜公園ではシンリ浜に隣接しているため、風通しが良いといった特徴があります。
そのため、夏の暑い時期にキャンプがしたい方にはおすすめです。
シンリ浜から島内一美しい夕日が見られるため、景色が楽しみたい方にも適しています。
また、奥武島キャンプ場と比べてサービスや設備が充実していないため、本格的なキャンプを楽しみたい方やキャンプ上級者には最適のキャンプ場です。
このように、両者には明確な違いがあるため、自身の考えやプランに応じて使い分けて利用しましょう。
久米島でキャンプを行う際の注意点
久米島でキャンプを行う場合、自身が出したごみは必ず持ち帰りましょう。
なぜなら、ゴミを持ち帰らずに放置してしまった場合、そのゴミが原因で自然豊かな久米島の生態系や環境に深刻なダメージを与えることに繋がるからです。
また、久米島ではキャンプ場以外でのキャンプは禁止という点にも注意が必要です。
もしも指定された場所以外でキャンプをした場合、通報されてしまう場合があります。
火の始末や自然への配慮など負うべき責任が多くあるため、楽しく安全にキャンプを楽しみたいのであれば、今回ご紹介した2ヶ所のキャンプ場の敷地内でキャンプを行いましょう。
離島観光にはレンタカーがおすすめ!
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まとめ
今回は久米島のキャンプ事情についてご紹介いたしました。
久米島内には2つのキャンプ場があり、それぞれの立地や個性が大きく異なるといった特徴があります。
マリンアクティビティや雄大な自然が楽しめる久米島において、キャンプは他の場所でするのとはまた違った楽しみ方ができるはずです。
久米島の静けさや自然を感じながら、キャンプして一生の思い出を作りましょう。
ただし、キャンプ場以外でのキャンプは禁止等多くのルールがあるため、モラルを守った楽しみ方を心掛けましょう。
久米島は観光だけではなくこのような楽しみ方もできるため、キャンプの経験がない方も久米島を訪れた記念に挑戦してみることをおすすめします。