奥武島にある久米島の名所「畳石」とは?自然が作り出した人気の観光スポットを徹底解説
目次
久米島の人気観光スポット「畳石」とは?
久米島で人気の観光スポットである「畳石」は、干潮時だけ見ることができる神秘的な景色が堪能できる場所です。
自然が多く残る久米島では、自然が作り出した多種多様な景観地があります。
その中でも、ヒーリングスポットやパワースポットと呼ばれている場所に訪れてみたいと考える方も多いことでしょう。
今回は、久米島のパワーや癒し要素がたっぷり感じられる「畳石」についてご紹介します。
離島ならではの景色が広がる場所なので、ぜひ旅行計画の参考にしてみてください
畳石の特徴
畳石は、干潮時にだけ見ることができる不思議な模様が浮かび上がる岩礁(奇岩郡)です。
その不思議な形は、五角形や六角形のものが多く亀の甲羅のように見え、別名「亀甲岩」とも呼ばれています。
また、久米島は海がきれいなため、ウミガメの生息地としても有名です。
シュノーケリングやダイビングなどで遭遇することも多く、一緒に泳ぐ体験をした方は忘れられない思い出になります。
島の人も昔からウミガメを大切に感じており、この場所の模様を見たとき亀の甲羅のようだと口コミで広がっていきました。
今では、久米島を代表する観光スポットになっており、多くの人がエネルギッシュなパワーや癒しを求めてこの場所を訪れています。
畳石はどうやってできた?
畳石は、自然に浮かび上がってきたように見えますが、柱状節理を上から見たものになります。
柱状節理は、福井県の東尋坊やアイスランドのブラックサンドビーチでも見られる岩の形で、デコボコとした柱状の形状が特徴です。
火山から流れ出たマグマが冷えて固まるとき全体的に少し縮まり、五角形や六角形の柱状の割れ目ができることから、このような形状ができあがるのです。
久米島の柱状節理もマグマが冷えて固まった溶岩やマグマが隆起したものなので、大地の偉大なパワーを感じることができるといわれています。
柱の大きさが1メートルから2メートルほどの太い柱状節理は、世界的にも珍しく1000個以上の岩が広がる特別な場所です。
およそ600万年前の火山活動で出来たといわれており、歴史を感じることもできます。
波に削られながら不思議な形になっていき、見る人によってさまざまな気づきを与えてくれる場所です。
噴火は、生命誕生を感じさせてくれるエネルギッシュな出来事になります。
そんな大地のエネルギーは、普段は母なる海に沈んでおり、干潮時に現れ人々を癒しパワーを与えている存在です。
神秘的アプローチからも科学的なアプローチからも貴重な場所になるので、久米島に訪れたら、ぜひ足を運んで見てください。
干潮時のみ出現?
畳石は、干潮時にのみ出現する観光スポットです。
太陽に照らされたきれいな模様をしっかり堪能したい場合は、訪れる日の干潮の時間を必ず調べておきましょう。
調べ方は、天気予報のホームページ・天気予報アプリ・タイドグラフ(潮の満ち引き)アプリを活用してください。
ホテルや宿に朝刊サービスなどがあれば、天気予報の欄をチェックしておきましょう。
グラフなどで干潮時の見方がいまいち分からない方は、地元の漁師さんや観光スポットなどのスタッフの方に尋ねてみるのもおすすめです。
畳石は、満潮でも見られないということは、ありません。
水中越しの不思議な模様も美しく、歪んだような亀の甲羅型や幾何学模様が楽しめます。
この場所は、畳石の他にも海のグラデーションがきれいな場所です。
美しい海のグラデーションの下に神秘的な模様が沈んでいる姿も素敵なので、満潮時も干潮時も美しい景色を楽しめるでしょう。
スマートフォンのカメラや防水のウェアラブルカメラが活躍する場所なので、どんな写真が撮れるかワクワクする場所になっています。
また、干潮時には、潮が引いたときにできるタイドプールに海の生き物が残っていることもあります。
磯遊びのような体験もできる場所なので、家族で観光するのにもぴったりの場所です。
畳石の楽しみ方
畳石の楽しみ方は、干潮時に出現する不思議な模様をただ鑑賞するだけではありません。
ここに溢れる大地のパワーや波の揺らぎの癒しの波動を感じながら、のんびり過ごす観光も贅沢さを感じられます。
大きく深呼吸をして、偉大な大地のアートを堪能しましょう。
出現する模様は、波に削られて象形文字のような模様になっている箇所もあり、幾何学模様や占いが好きな方やアートに興味がある方にもおすすめのスポットです。
写真が趣味の方は、どこを撮影するかや太陽の光加減によって出来上がる写真が変化するので、何時間でも滞在したい場所かもしれません。
また、旅慣れた方におすすめなのが満潮時や干潮時前の景色も見ておくということです。
畳石出現時以外でも、この場所は景観の良い美しい景色が広がる場所になります。
写真が好きな方は、干潮時ギリギリの水中に見える畳石を撮影すると、美しい写真が撮れるのでおすすめです。
最後に、畳石を楽しむための注意点をご紹介します。
この場所は、砂浜も岩場もある場所となっているため、シューズやマリンブーツで訪れると安心です。
ヒールやビーチサンダルで訪れると怪我をする可能性があるので、気をつけてください。
基本情報
ここからは、畳石の基本情報についてご紹介します。
久米島に訪れる多くの観光客が観光をしに訪れる場所なので、ハイシーズンに混雑が予想されます。
アクセス・営業時間・駐車場の有無などをしっかり頭に入れて訪れると、混雑時でも快適に観光が楽しめるでしょう。
美しい景色が広がる場所のため、写真撮影に気を取られて周りが見えなくなる可能性もあります。
そのため、訪れる際は周囲の観光客や足元に気をつけながらルールを守って、観光を楽しんでください。
アクセス
畳石へのアクセス方法は、タクシー・レンタカー・バスなどがあります。
タクシーやレンタカーなどの車で訪れる場合は、久米島空港から約25分ほどです。
バスで訪れる場合は、久米島のバス営業所から空港線に乗車して約8分の場所にあるバス停(西奥武・バーデハウス前)で下車します。
その後、バス停から3分ほど歩くと、畳石に到着です。
その他にも、久米島空港から久米島一周バスに乗車して約30分ほどの場所にあるイーフビーチ前というバス停から徒歩で15分というアクセス方法もあります。
のんびりとした観光を楽しみたい方は、バスで訪れるのも良いでしょう。
畳石の見学は自由(料金なし)なのでどの時間に訪れても観光ができますが、せっかくの美しい景色なので、日中に訪れて観光するのがベストです。
しかし、潮の満ち引きで景観が変化するため、干潮時に行きたいなどの希望があるならば、タクシーやレンタカーで時間を気にすることなく訪れた方が、快適に観光が楽しめるでしょう。
営業時間
畳石の営業時間は、24時間年中無休です。
先ほども伝えたように、潮の満ち引きで景色が変わるため、干潮時に訪れようと思う場合は潮の満ち引きを事前に調べてから訪れましょう。
夜に潮が引く場合もあるので、そういった時は日程を変更するか満ち潮の畳石の景色を堪能してください。
畳石は、引き潮と満ち潮のどちらの景色も美しくパワーを感じる場所になっています。
自分の行きたいタイミングで訪れて、観光するのもおすすめです。
周辺には、バーデハウス(プール・スパ施設)・久米島ウミガメ館・イーフビーチもあります。
久米島の観光巡りにも最適な観光地なので、このようなことも踏まえて観光計画を立ててみましょう。
駐車場について
畳石の駐車場は、20台が駐車できる無料駐車場があります。
この駐車場は、バーデハウスの駐車場です。
そのため、レンタカーで訪れる場合はこちらの駐車場に停めましょう。
近くに公衆トイレもあるため、トイレを利用することも可能です。
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まとめ
今回は、久米島で人気の観光スポットである畳石についてまとめました。
アートを感じたりパワースポットとして訪れたりすることができる観光地ですが、潮の満ち引きでその景色がガラリと変化します。
周辺には他の観光スポットも複数あるので、このエリアに足を運んだ際はぜひ畳石を訪れてみてください。